股関節痛は股「関節」痛か
股関節痛で来られる方に、最初にいろんな動きをとっていただきます。
腿をあげたりとか膝を伸ばしてもらったり、腿を上げてから膝を倒してもらったりとか。
なにを見ているかというと、どんな動きで股関節痛がキツクなるか、なんです。
すると、同じ股関節を使ってる動きなのにある動きでは股関節が痛くなり、別の動きでは股関節は痛くならないことがわかったりするんです。
これって、股関節の問題なのでしょうか・・・。
関節の問題なら、その関節に負担がかかるときはたいがい痛いと思うんです。
でもそうじゃない人も多いんです。
要は、「ある筋肉を使うと股関節という場所に痛みがでる」という症状なんです。
そう理解しないと同じ股関節を動かしてあるときは痛い、あるときは痛くない、という説明がつきません。
股関節は重要ですが
股関節がずれると全身のどこに痛みがでてもおかしくない、という考え方の療法もあります。
そして、当整体院の経験からいって「逆」のことも言えるんです。
全身の症状が重なって股関節に現れることもある、と。
実際に、お腹で、お尻で、膝で、そしてなんと肩や首の筋肉への施術をしていって股関節痛が消えることもあります。「不思議~~~」て言われますけど。。。
体の一部なんです
結局は股関節も体の一部。だから、全身の影響が股関節にでてくることもある。
股関節痛だからといって骨盤矯正や股関節の矯正でオッケーとは限らないんですね。
そして幸いなことに股関節痛も全身から、なら股関節痛を癒すことによって全身も楽になる。
いいじゃないですか。こういう整体があっても(笑)。
下記は時間のあるときにでも^^
産後の股関節痛は骨盤が原因とは限らない
産後に股関節が痛くなるというママさんもたくさん来られています。
出産した、骨盤が広がった、歪んだ、だから股関節の位置も歪んで痛くなる。
これは整体などの世界ではよく言われることです。
が、骨盤が歪んで股関節がズレたというにはちょっとツジツマがあわないこともあるんです。
それは、
骨盤が歪んでる、股関節の位置がおかしい。を原因にするには、意外と痛くないときがある、ということ。
歩いてるときは痛くなかったりしませんか?
自転車に乗ってるときは痛くない、だとか。
足を開くと痛いけど閉じる方向は大丈夫だとか。
つまり、股関節を使ってるのに痛くないときがある。
骨盤を使ってるのに痛くないときがある。
それを骨盤のせいで、股関節のせいで痛くなると「言う」にはかなりムリがあると思うんです。
骨盤・股関節に負荷をかけても痛くないときがある、ということですから。
そして、そういうお客様に骨盤矯正をしても痛みがあまり変化しないこともあるはずです。
なぜなら、「そこに原因がないから」ですよね。
原因が骨盤の歪みであれば、それを矯正してもらったらそれに関係した痛みはもう出ないと思います。
それよりも、大事なのは、なにをしたら股関節が痛いか、なんです。
これをしたら痛い、あれもしたら痛い。
その「あれこれ」を「する」という行為のなかに、痛みを引き起こしてる要因があるんです。
骨盤を矯正した、でもまだ痛い、のであれば、骨盤が要因じゃなかった、ということです。
あれをしたら痛い。でもそれをしても痛くない、というのであれば「それ」ではなく「あれ」に痛みの要因があります。
産後に骨盤矯正をしてもらっても痛みが改善しなかった人には、リラク整体・かいつう館です^^